患者3人がん疑い見落とす 滋賀県立総合病院

2019/10/2 21:07 (2019/10/2 22:36更新)
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滋賀県立総合病院(同県守山市)は2日、記者会見を開き、男性患者3人のコンピューター断層撮影(CT)検査の画像診断報告書で「がんの疑い」と記載されていたのをそれぞれの主治医が見落とすなどし、適切な治療が遅れるミスがあったと発表した。3人のうち80代男性は今年4月に、肝臓がんで死亡した。

記者会見で謝罪する滋賀県立総合病院の一山智病院長(中央)ら(2日午後、滋賀県庁)=共同

病院によると、80代男性は2015年9月に行ったCT検査の報告書に肝臓がんの疑いがあると書かれていたが、主治医が確認をしなかった。18年11月に摂食が困難になり入院し、別の医師の調査で主治医の確認ミスが判明した。

他の50代と70代の男性も、CT検査で肝臓がんと腎臓がんの疑いがそれぞれ報告されたが、主治医が報告書の精査や確認をしなかったために治療が遅れた。2人は現在も同院で治療中。

治療の遅れと男性の死亡の因果関係について、病院は外部有識者の意見を踏まえた上で「高齢や肥満などの因子もあり、治療の遅れが死亡につながったと評価するのは困難だ」としている。

一山智病院長は「当院の信頼を損ね、深くおわびする。再発防止に努める」と謝罪した。

〔共同〕

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