富士フイルム、スマホ用プリンターの新製品を発売

2019/10/2 18:03
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富士フイルムは2日、スマートフォンに保存した画像をインスタントフィルム「チェキプリント」として印刷できる小型プリンターを11日に販売すると発表した。動画から静止画を切り出す機能を追加した。複数のスマートフォンからアクセスできるようにし、複数人で1枚の画像を加工する機能も新しく搭載した。娯楽性の高い商品を投入し、インスタントカメラ「チェキ」の販売数量増加にもつなげたい考え。

富士フイルムが発売するスマホ用プリンター「instax mini Link」(2日午後、東京都渋谷区)

スマホ用プリンター「instax mini Link(インスタックス・ミニ・リンク)」は「instax SHARE SP」シリーズの2年ぶりの後継機。本体の重量は約200グラムと軽量で、気軽に持ち運びやすくした。

スマホで撮影した画像は専用アプリ上で選び、近距離無線通信「ブルートゥース」でプリンターに送信。その場でプリントできる。アプリ内で画像の拡大や明るさ調整に加え、約22種類の写真フレームなどと組み合わせることもできる。

新機能として、動画から静止画を切り出してプリントすることも可能にした。動きが激しい被写体を動画で撮影しておけば静止画に変換できる。

複数人で楽しめる機能も拡充した。専用アプリをダウンロードしたスマートフォン5台まで同時にアクセスが可能。友達や気になる相手との相性診断ができる「Match Test(マッチテスト)」機能を使い、2人が同一フレーム内に写った写真をプリントアウトすると、「92%」といったように相性の良さがパーセンテージで表示されるという。

アプリ内で複数のクイズに答えることでより精度の高い相性を表示できる。他にも複数のスマホからの写真を受信し、1枚のチェキプリントを作成する機能や、プリントできるまで複数写真がどのようにコラージュされているか分からない「Surprise Mode」などを用意した。

プリンター本体は写真撮影用のリモコンとしても代用できる。撮影中にプリンター本体中央部に配置した電源ボタン面を下に向けるとズームイン、上に向けるとズームアウトする。電源ボタンを押すとシャッターが切れるため、撮影時にスマホで操作する必要がなくなる。本体を下に向けて電源ボタンを押すと、最後に撮影した写真を何度でもプリントできる。

今月11日から家電量販店などで販売する。店頭想定価格は税別1万3500円前後で従来機に比べ価格を8500円ほど割安にした。プリンター本体には電源ボタン以外搭載しないなど、ハードそのものの機能をシンプルにすることで開発コストを軽減させたという。 2日に開いた会見で富士フイルムの助野健児社長は6月に発売したチェキの新製品とともに売り上げに寄与するとみており、「(昨年過去最高とった)年間販売台数1000万台を今期も達成できるとみている」と話した。

(高木雄一郎)

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