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凱旋門賞、軸はエネイブル 3連覇懸かり圧倒的人気

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2019/10/5 3:00
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欧州最高峰のレースの一つ、凱旋門賞(G1、芝2400メートル)が6日、フランスのパリロンシャン競馬場で行われる。日本調教馬も3頭が参戦し、国内の競馬関係者が悲願とする優勝を狙う。今回、それ以上に世界から注目を集めるのがエネイブル(牝5、英)だ。史上初となる3連覇が懸かっている。

英国のニューマーケットで調整する日本調教馬のフィエールマン(前)とブラストワンピース(平松さとし氏提供)=共同

英国のニューマーケットで調整する日本調教馬のフィエールマン(前)とブラストワンピース(平松さとし氏提供)=共同

現在、英国のブックメーカー(賭け屋)は同馬を圧倒的な単勝1番人気に評価する。14戦13勝(うちG1で10勝)という実績、今シーズンのここまでのレースぶりをみても、欠点が見当たらない。今回の凱旋門賞も日本国内で馬券が発売される。歴史的な瞬間に期待を込め、エネイブルを軸に馬券戦略を組み立てるのが的中につながる、といえるかもしれない。

「調教にはとても満足している」。現地メディアによると、9月25日のニューマーケット競馬場のコースでの追い切り後、エネイブルを管理するジョン・ゴスデン調教師はこう語った。この日は併走調教を実施。主戦騎手のランフランコ・デットーリを背に、調教パートナーのすぐ後ろを追走したエネイブルは、その後、馬体を並べていき、ゴールではわずかに前に出た。馬主の関係者は「何の問題もなく、体調は良い」と話す。凱旋門賞に向けて予定通りに進む調整に、陣営は手応えをつかんでいる。

今季は順調、エネイブルに死角なし

2019年のエネイブルは極めて順調なシーズンを送っている。初戦となった7月のエクリプスステークス(英・サンダウン、芝約2000メートル)、同月のキングジョージ(英・アスコット、芝約2400メートル)、8月のヨークシャーオークス(英・ヨーク、同)とG1を3連勝。膝の不安で復帰が延び、凱旋門賞の1カ月前になってようやく、ポリトラック(全天候型)馬場のG3に出走できた昨年と比べると対照的である。

ここまでのレース内容も良い。特に戦法の自在性が光る。エクリプスSでは2番手から抜け出し、キングジョージでは一転して後方から追い上げた。ヨークシャーオークスでは逃げ戦法をとり、後続の接近を待って追い出すと、2着に2馬身3/4差をつけた。いずれの2着馬も強力で、エクリプスSとヨークシャーオークスは今年G1で2勝を挙げたマジカル(牝4、アイルランド)、キングジョージは8月まで競走馬世界ランキング1位だったクリスタルオーシャン(牡5、後脚の骨折で9月に引退)である。

馬場状態やコースを問わずに好走できる強みもある。順調に進む調整からも死角はなさそう。斤量の軽い3歳馬が有利なレースで、5歳牝馬による凱旋門賞制覇は1937年のコリーダまでさかのぼるが、そうした不利なデータも乗り越え、3連覇を成し遂げられる実力の持ち主だ。ウィリアムヒルやラドブロークスなどの英ブックメーカー大手は4日夕、単勝1.7倍前後の1番人気とかなり高い評価を与えている。

強敵は仏ダービー馬など3歳牡馬勢

強敵は3歳牡馬勢だろう。ジャパン(アイルランド)は前走の英インターナショナルステークス(8月21日、G1、ヨーク、芝約2100メートル)で1着。道中は3番手で運び、今年に入ってエネイブル以外には先着を許していなかったクリスタルオーシャンをマーク。ゴール寸前でかわした。

管理するエイダン・オブライエン調教師は、他にマジカルを凱旋門賞に出走させる。厩舎の主戦騎手である世界的名手、ライアン・ムーアがどちらを選ぶかが注目されるが、9月時点で同調教師は「ライアンがジャパンに乗らなかったら驚くだろう」と現地メディアに語り、どちらの馬に期待を寄せているかを示唆していた。オブライエン勢では一番の有力馬といえる。

鋭い末脚が武器の今年の仏ダービー馬、ソットサス(仏)も手ごわい。9月15日の前哨戦、ニエル賞(G2、仏・パリロンシャン、芝2400メートル)では最後の直線で馬群に包まれ、進路を探すのに手間取ったものの、スペースができてからは非凡な瞬発力を発揮。一気に先頭に立った。課題の2400メートルで勝てたうえ、密集の中で厳しい競馬を経験できたことは、頭数が増える本番を考えても収穫が大きい。

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