学童保育の待機1万8千人 最多更新、整備追い付かず

2019/10/2 9:49
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共働きやひとり親家庭の小学生を放課後に預かる放課後児童クラブ(学童保育)を希望したのに利用できなかった「待機児童」は5月1日時点で1万8176人となり、過去最多を更新したことが2日までに、全国学童保育連絡協議会の調査で分かった。前年より1219人増加した。

小学校入学後に子どもの預け先に困り、母親が離職を余儀なくされる「小1の壁」が問題となっており、国は2023年度末までに定員を約30万人分拡大する計画だ。共働き世帯が増える中、学童保育のニーズは一層高まっており、受け皿の整備が追い付かず事態解消が見通せない状況が浮き彫りになった。

学童保育は児童福祉法に基づき市区町村などが設置する。調査は全1741市区町村に5月1日時点の状況を聞いた。

都道府県別の待機児童は東京の3912人が最多。他に千人以上となったのは埼玉2043人、千葉1545人、静岡1090人。利用児童は126万9739人(前年比5万8217人増)、学童保育の開設数は2万3720カ所(同405カ所増)で、いずれも過去最多。

保育所や幼稚園の無償化制度が始まり、学童保育の需要もさらに高まることが予想される。同協議会は「乳幼児の保育が優先され、自治体の人手や予算が学童にまで回っていないのが現状だ。質を確保した上で数を増やしていかないといけない」と指摘した。〔共同〕

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