印マヒンドラ・米フォード生産統合 新興国開拓も強化

2019/10/1 21:46
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記者会見するマヒンドラのアナンド・マヒンドラ会長(中央)テレビ会見に出た米フォード創業家のビル・フォード氏(右から2人目、1日、ムンバイ)

記者会見するマヒンドラのアナンド・マヒンドラ会長(中央)テレビ会見に出た米フォード創業家のビル・フォード氏(右から2人目、1日、ムンバイ)

【ムンバイ=早川麗】インド自動車大手マヒンドラ・アンド・マヒンドラ(M&M)と米フォード・モーターは1日、2020年半ばにインドに合弁会社を設立すると発表した。合弁会社にフォードのインドの自動車事業を移管し、M&Mの工場で両ブランドの車をつくるなど生産統合に踏み込む。新車の共同開発やインド以外の新興国市場の開拓でも協力する。

「規模の拡大と技術連携が合弁設立の核だ。この提携は(業界の)ゲームチェンジャーになりうる」。1日、ムンバイ市内で開いた記者会見で、マヒンドラグループのアナンド・マヒンドラ会長は強調した。

マヒンドラは合弁会社に51%出資する=ロイター

マヒンドラは合弁会社に51%出資する=ロイター

インド国内の4~8月の乗用車販売台数はM&Mが約9万台、フォードが約3万台。合計するとシェアは約14%となり、2位の韓国・現代自動車(18%)に迫る。

合弁会社の企業価値は2億7500万ドル(約300億円)とし、M&Mが51%、フォードが49%出資する。役員は両社が半分ずつ派遣するが、会長はM&M出身者が就き、経営陣もフォードとの合意に基づきM&Mが任命する。

インドの新車販売が落ち込むなか、M&Mもフォードも余剰の生産能力を抱える。M&Mの工場で自社とフォード向けの多目的スポーツ車(SUV)を生産するなど工場の効率活用を進める。「(当面は)工場に追加投資は要らない」(M&Mのパワン・ゴエンカ社長)という。

マヒンドラとフォードは17年に戦略的提携で合意し、プラットフォームの共通化や電気自動車(EV)の開発などで協力してきた。今回の合弁会社で一段と提携を深める構えだ。

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