「能力発揮の場提供する」西日本シティ銀など内定式

2019/10/1 19:20
保存
共有
印刷
その他

九州の主要企業が1日、2020年春入社予定の学生らを集めた内定式を開いた。米中貿易摩擦で世界経済に停滞感が漂うなか、少子高齢化などで九州での経営環境も厳しさが増しており、新分野への挑戦を呼びかける経営幹部が目立った。

JR九州では95人が内定式に臨んだ(1日、福岡市)

西日本鉄道では国際物流部門の内定者を除いた32人が内定式に参加。倉富純男社長は「西鉄の発展は地域とともに歩んできたからある」と訴えた。早稲田大学の田中絵梨さん(21)は「学生の時にわくわくした天神の町を自分が作っていきたい」と意気込みを語った。

JR九州は総合職や専門職で内定した95人が出席。東幸次上席執行役員が「挑戦する社風を受け継ぎ、会社の発展に尽くしてほしい」と呼びかけた。

福岡市のホテルで開かれた福岡銀行の内定式には九州地区の149人が参加。五島久取締役は予定するインターネット専業銀行立ち上げや規制緩和で業務が拡大していることを紹介し、「銀行そのものが変わっていく。皆さんが活躍するフィールドは広がる」とエールを送った。

西日本シティ銀行の谷川浩道頭取は160人の内定者を前に「若い人たちがこれからの銀行を担う。なるべく早く能力を引き出せる場を提供していく」と語りかけた。

24人が参加した西部ガスでは高山健司常務執行役員が「会社が大きく変革している。皆さんが多様化の推進役になる」と話した。九州電力は台風で中止した昨年に続き、今年も開催を見送った。平日であり、大学などで授業を受ける環境の確保を優先するという経団連の指針に従った。

TOTOは今年から社員と交流を深めるため、北九州市の本社に加えて都内でも東日本のグループ内定者74人を集めて開催。井上茂樹上席執行役員は「世界中にファンを増やし、未来を切りひらいていくためには皆さんの力が必要」とエールを送った。2日は本社で93人が参加する。

安川電機は北九州市の本社で約60人が出席。高専出身者が10人余りと現場の技術職を重視した採用を進める中、大塚丈徳人事総務部長は「自ら考え、皆と協力し、新しいことにチャレンジする人材になってほしい」と心構えを説いた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]