松橋事件、補償6千万円 再審無罪の宮田さん

2019/10/1 16:48
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熊本県松橋町(現宇城市)で1985年に男性が刺殺された松橋事件で、再審で殺人の無罪が確定した宮田浩喜さん(86)に対し、熊本地裁が刑事補償金約6千万円を交付する決定をしていたことが1日、弁護団への取材で分かった。9月13日付。

弁護団によると、決定は「長期拘禁による精神的な苦痛が相当に大きい」と認定。有罪となった銃刀法違反などの刑期1年分を差し引いた約13年分(4813日)について、刑事補償の上限額(身柄を拘束された1日当たり最大1万2500円)の支給を認めた。

弁護団は、逮捕から仮出所までのうち、有罪の1年分を除いた4814日分について補償を請求していた。宮田さんの成年後見人の衛藤二男弁護士は「これで被害を回復できるわけではないが、上限金額の支給を評価したい」と話した。

宮田さんは90年に殺人罪などで有罪が確定。2012年に成年後見人が再審請求し、熊本地裁が16年6月に再審開始を決定、福岡高裁と最高裁も支持した。今年3月28日、熊本地裁が再審無罪を言い渡し、確定した。〔共同〕

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