8月の日経BI、前月比0.2ポイント低下

2019/10/1 18:34
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日本経済新聞社が10月1日に算出した2019年8月の日経景気インデックス(日経BI、速報値)は前月から0.2ポイント低下の101.7(2015年平均=100)となった。低下は2カ月ぶりで、指数の水準は17年9月以来の低さだった。同時に公表した7月の確報は商業販売額の上方修正を受け、速報値から0.1ポイント上方修正の101.9だった。

景気の水準と勢いを表す日経BIは、鉱工業生産、有効求人倍率、商業販売額の3指標に共通する「景気の波」を取り出して指数化している。

■構成3指標の動きはまちまち

8月は日経BIを構成する3指標の動きがまちまちで、悪化、横ばい、改善が1指標ずつだった。鉱工業生産指数は前月比1.2%低下した。低下は2カ月ぶりで、15業種中12業種と幅広い業種で生産が低下した。特に鉄鋼・非鉄金属や生産用機械、自動車で落ち込みが目立った。同時に発表した製造工業生産予測調査では9月は前月比1.9%の上昇、10月は同0.5%の低下となっている。経済産業省は生産の基調判断を「生産は一進一退」から「生産はこのところ弱含み」に5カ月ぶりに下方修正した。

公共職業安定所(ハローワーク)での求職者1人あたりの求人件数を示す有効求人倍率は、1.59倍と前月と変わらなかった。有効求人数が前月比0.1%増加し、有効求職者数も同0.2%増加した。

需要動向を示す商業販売額は前月比0.1%増加した。卸売業では鉱物・金属材料や自動車、建築材料などが減少し前月比1.6%減だった。一方、小売業では家電など機械器具や織物・衣服・身の回り品などが伸び、同4.8%増と前月の同2.3%減から持ち直した。経済産業省は小売業について「一進一退」との基調判断を維持した。

(デジタル事業 情報サービスユニット)

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