フッ化ポリイミドの韓国向け輸出許可 全3品目で承認

日韓対立
2019/9/30 21:53
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【ソウル=細川幸太郎】韓国の産業通商資源省は30日、日本政府が7月から輸出管理を厳格化した半導体関連材料3品目のうちフッ化ポリイミドの輸出が許可されたと明らかにした。すでに他の2品目は承認されており、3品目全てで輸出許可が確認された。ただ3品目の許可件数は依然として低水準とみられ、安定調達を望む韓国企業側の不安は続いている。

新たに輸出許可が確認されたのは、スマートフォン用の有機ELパネルの材料となるフッ化ポリイミド。平面だったスマートフォンの画面を曲げるために必要な材料で日本勢が圧倒的なシェアを持つ。韓国聯合ニュースによると、輸出が承認されたのは、韓国の中小企業が9月に申請したものだという。

日本政府は7月4日からフッ化ポリイミドのほか半導体のシリコンウエハーに塗る高品質なレジスト(感光材)と、半導体製造工程の洗浄に用いるフッ化水素の3品目について輸出案件ごとに個別許可を求めるよう改めた。

聯合によると、日本政府がこれまで許可したのはレジスト3件、フッ化水素とフッ化ポリイミドは1件のみ。許可件数が少ないことに加え、最先端の半導体生産に欠かせない高純度のフッ化水素は許可されていないなど韓国企業側の供給不安は払拭されていない。

日本政府の輸出規制の厳格化を受けて韓国側は激しく反発し、世界貿易機関(WTO)に提訴した。日本製品の不買運動や韓国政府による日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定など両国関係の悪化が続いてきた。今回、3品目の輸出許可が出たからといって両国関係の改善につながるかは依然、不透明な情勢だ。

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