環境副大臣「福島の知見を説明」 栃木の指定廃棄物で
環境省の石原宏高副大臣と加藤鮎子大臣政務官が30日、就任あいさつのため栃木県の福田富一知事を訪問した。石原氏は県内農家による個別保管が続いている指定廃棄物について「各県に長期管理施設を整備する方針には変わりがない。(指定廃棄物の焼却や埋め立てを進めている)福島で得た知見をしっかりと説明しながら取り組んで参りたい」と述べた。
栃木の指定廃棄物をめぐっては国が同県塩谷町を最終処分場の調査候補地として5年がたつが、地元の反対があり説明会も開けない状況。福田知事は「いまだ1ミリも、指定廃棄物の処分については前に進んでいない。地元にも足を運んで対話に前向きに取り組んでいただきたい」と伝えた。
石原氏は面会ののち「一歩一歩前進させるように努力して参りたい。指定廃棄物が一番の仕事だと思っているので、呼んで頂ければ、必要があれば即足を運びたい」と話した。