「そごう神戸」85年の歴史に幕 10月5日から阪急に

2019/9/30 19:19
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開店と同時に多くのお客が入店した(30日、神戸市)

開店と同時に多くのお客が入店した(30日、神戸市)

神戸市の中心部、三宮の「そごう神戸店」が9月30日、85年余り親しまれたそごうの屋号として最終日を迎えた。同店は2017年に阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)傘下に入ったが、屋号を変えずに営業してきた。10月5日から「阪急神戸店」に生まれ変わる。

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店内では「最後の売りつくしセール」と掲げられ、午前10時の開店前には多くの常連客などが集まった。神戸市の国光正子さん(71)は「昔は週末に子供と一緒に来ていた。少し寂しい気がする」と惜しんでいた。一方で「よく使うのは大丸神戸店だが、阪急に変わるなら使ってみたい」(垂水区の70代女性)との声もあった。最終日の売れ行きは通常より好調だったという。

そごう神戸店は、かつて売上高1000億円超を誇る地域一番店だった(神戸市中央区)

そごう神戸店は、かつて売上高1000億円超を誇る地域一番店だった(神戸市中央区)

そごう神戸店は1933年開業。かつて売上高は1000億円を超え、「地域一番店」を誇っていた。95年の阪神大震災で施設が半壊、売り場構成の変更なども重なり、利用者が減った。大型投資などを実施した大丸神戸店に一番店の座を譲っていた。

そごう(現そごう・西武)出身の松下秀司店長は「阪急のブランド力は大きい。海や緑の『神戸らしさ』をキーワードに新しい店作りを進める」と意気込んだ。

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