農水ファンド、上期投資16億円 目標の半分

2019/9/30 22:57
保存
共有
印刷
その他

官民ファンドの農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)は30日、2019年4~9月期の投資額が16億円になったと発表した。上期の目標額33億円の半分にとどまった。19年3月末時点で92億円の累積損失があり、投資を増やして将来の利益回収を拡大する計画を立てたが、順調とは言えない状況だ。

宅配野菜で有名なオイシックス・ラ・大地に投資した(同社のミールキットを使った料理)

A-FIVEは19年度、前年度比9倍の110億円を投資する予定だ。上期には宅配野菜で有名なオイシックス・ラ・大地など7件に投資したが、下期だけで100億円近く投じる必要がある。現時点では新たに3件で20億円分が内定したといい、光増安弘社長は目標達成に意欲を示した。

併せて同ファンドは、6月に辞任した元専務への退職慰労金約1400万円を全額支給すると発表した。元専務は18年に破綻した企業の投資に深く関わり、その企業の社長に「責任を追及しない」との覚書を勝手に出していた。同ファンドは外部の法律事務所に調査を依頼し、「著しく不合理な点があったとまでは言えない」と判断した。

一方、元専務からは退職慰労金の約5%に当たる70万円を自主返納すると申し出があり、受け入れることにした。同ファンドは20年度から役員報酬に業績連動制を採り入れることも決め、詳細を今後議論していく。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]