字が下手である 作家 ねじめ正一

エッセー
2019/10/5 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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私は字が下手である。本当に下手である。自分の名前のサインだけは、練習して何とか見られるものになったが、それ以外で、字を書かねばならない時があると、その場から逃げたくなる。知り合いの女性が、「男は書く字に色気がないとダメね。元巨人の松井も大谷翔平も字は上手(うま)いのよね」

と言うのを聞いた時は、その場から本当に逃げ出してしまったし、短冊に俳句を書くのも断っているし、サイン会で本にお客さんの名前を…

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