日立、タイ都市鉄道向けに車両納入

2019/9/30 16:27
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日立製作所はタイ国鉄から受注したタイ・バンコクの鉄道向けの車両の出荷を始めたと発表した。2016年に三菱重工業住友商事と共同受注した。日立は英国やイタリアなどで高速鉄道の案件を相次ぎ受注している。欧州向けでのプロジェクトが続いたが、アジアでも着実に実績を重ねることで、業界での存在感を高める考えだ。

タイ国鉄のバンコクレッドライン向け新型車両の出荷を始めた

日立が出荷を始めたのは、タイ政府が進めるバンコクレッドラインプロジェクト向け車両。

鉄道車両工場である笠戸事業所(山口県下松市)からまず2編成(10両)を出荷し、20年6月までに予定する25編成(130両)の納入を完了する。10月にもタイに陸揚げし、20年1月から走行試験を始める。

同プロジェクトはバンコク市中心部のバンスー駅から北に約26キロメートル、西に約15キロメートルに延びる新路線。北線は日本政府からの円借款を活用しており、西線はタイ政府が自己資金で建設している。受注当時に3社のコンソーシアム(共同事業体)で324億バーツ(約1120億円)の規模。それまでのアジア都市鉄道で日本勢としての受注案件として最大級とされた。

三菱重工が信号や軌道、電力システムの設計と調達を担当しており、日立が車両の設計・製造を引き受けて、住商が全体をとりまとめている。(西岡杏)

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