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MGC3位の大迫、「気が抜けない半年」

Tokyo2020
2019/10/1 3:00
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東京五輪代表を懸けて9月15日に行われた「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で、男子は中村匠吾(富士通)と服部勇馬(トヨタ自動車)が代表に内定した。日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)は3位。3枠目の有力選手ではあるが、来春までの国内3レースの結果次第では代表になれない可能性もある。「気が抜けない半年」をどう過ごすのか。今後の動向に注目が集まる。

9月15日のマラソングランドチャンピオンシップで3位に終わった大迫。左は2位でゴールする服部

9月15日のマラソングランドチャンピオンシップで3位に終わった大迫。左は2位でゴールする服部

MGCでは中村、服部と三つどもえの争いを演じた。39キロすぎからスパートした中村に一度は追いついたが、残り800メートルの最後の上りで突き放され、服部にも抜かれた。代わる代わる集団の前に出てくる選手に反応したことがレース後半に影響したが、大迫は「この集団で勝ち抜くにはどうしたらいいんだろうといろいろ考えながら走っていた」という。

「走るたびにマラソンは難しい」

「30キロまでは誰しもがゴールできるのか不安を持っているもの」と大迫。スタートから設楽悠太(ホンダ)が逃げる展開や気温の上昇。あとで振り返れば、様々な要素が絡み、焦りにつながっていった。

マラソンは簡単ではない。それは常に感じている。「走るたびにマラソンは難しいと感じる。これまでも新しい難しさや問題に直面してきた」。心がけているのはスタートラインに立つまでのプロセスで妥協をしないこと。今回も「練習はよくできていた。体の状態は万全だった」。だから素直に結果を受け入れ、前を向くことができる。

今後の焦点は国内の指定大会に出場するかどうか。自身の持つ日本記録が更新されない限り代表になれるが、残り1枠を巡ってライバルたちもタイムを狙って果敢に挑んでくるだろう。

待つか、自己ベスト更新を狙いに行くのか。いずれにせよ覚悟のいる選択について、本人は「今回の結果ですごく悩んでいるわけではない。仮に2番に入っていたとしても次のレースをどうするのか、コーチと決めることになる。それと大差はない」と冷静に語る。

大迫は9月18日に横浜市立大病院を訪れ、入院中の子どもたちに歩き方を教えた(右から2人目)=共同

大迫は9月18日に横浜市立大病院を訪れ、入院中の子どもたちに歩き方を教えた(右から2人目)=共同

MGCを終えた3日後には横浜市の横浜市立大学付属病院を訪れ、入院中の子どもに歩く姿勢や腕の振り方を教えた。「体を動かす意味や楽しさを教えられる経験ができて、僕もうれしかった」。これまでにも、スポンサー契約を結んでいるマニュライフ生命保険と組んで、ランニング教室などを行ってきた。社会貢献や普及もプロランナーとしての役割と自覚し、今後は「地方にも活動の場を広げたい」としている。

(渡辺岳史)

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