サロベツ原野の小動物たち 動物学者 今泉忠明

エッセー
2019/11/1 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

世界最小の哺乳類の一つ、トウキョウトガリネズミを北海道北部のサロベツ原野で捕獲したことがある。そこに体長4.5センチ、体重2グラムほどの小獣が棲息(せいそく)していることを聞いたのは、国立科学博物館の日高山脈調査の折で、昆虫の先生がサロベツで仕掛けたオサムシ用のワナに稀(まれ)にかかると言ったのである。以来15年ほど、私は数年おきに、時には毎月のようにサロベツへ出かけた。

サロベツ原野は広大な湿…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]