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冬の美味、下関でフグの初競り 最高値2万5千円

2019/9/30 9:34
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 南風泊市場で始まったフグの初競り=30日未明、山口県下関市

南風泊市場で始まったフグの初競り=30日未明、山口県下関市

フグの季節到来を告げる初競りが、取扱量世界一の山口県下関市の南風泊市場で行われた。天然と養殖のフグが計3.2トン入荷し、山口県萩沖でとれた天然トラフグに1キロあたり2万5千円と前年より3割(6千円)高い最高値がついた。

午前3時すぎ、市場にベルが鳴り響くと、仲卸が集まり、活気ある競りが始まった。入荷は台風などの影響で前年より3割少なかったが「日本海沖から良質のフグが入荷した」(下関唐戸魚市場の競り人)。最高値がついたのは1匹1.5~2キロの天然トラフグ。地元の仲卸、酒井商店(下関市)が落札、「山口県内の料亭や、関東に出荷する」という。

冬の高級魚の代表だが、近年は養殖物が潤沢に供給され、消費の9割を占める。相場が伸び悩み、廃業する生産者もいた。今年は主産地の長崎県などで生産調整が進み、養殖数は前年より2割少ない。最需要期の12月の養殖フグ相場は前年は1キロ2千円前後だったが「2割ほど高くなるのでは」(市場関係者)との見方があった。

フグは寒くなるほど、オスの白子がぷっくりと大きくなり、消費も伸びる。市場を運営する下関唐戸魚市場の見原宏社長は「適正な価格で、おいしいフグを世界に届けたい」とシーズン本番に期待を寄せた。

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