広島に新たな被爆者団体 2世ら、核廃絶願い

2019/9/30 9:18
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会員の高齢化を理由に被爆者団体が解散した広島県坂町で29日、被爆2世を中心とした新しい団体「坂町原爆被害者友の会」が発足し、結成総会が開かれた。発起人で2世の池田節男さん(70)が「若い世代と平和問題を考える場をつくっていきたい」と述べた。

「坂町原爆被害者友の会」の結成総会であいさつをする発起人の池田節男さん(29日、広島県坂町)=共同

坂町は広島市に隣接しており、多くの被爆者が住む。広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)によると、1956年に前身の被爆者団体が発足し、毎年8月6日に慰霊祭を催すなどしてきたが、高齢化で役員の担い手が見つからず、昨年6月に解散した。

幼い頃から母親の被爆体験を聞くなどしてきた池田さんが「核廃絶を願う文化を守りたい」と呼び掛け、被爆者や2世ら計43人が集まった。

29日の総会では、県被団協の箕牧智之理事長代行が「手を携えて核廃絶や被爆者救済を訴えていきたい」とあいさつ。14歳で被爆し、新団体に入会した三登コズヱさん(94)は「会が復活してうれしい。あの日の惨状を後世に伝えてほしい」と語った。〔共同〕

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