日経商品指数17種

(1970年平均=100)
11月20日 145.296 +0.182

[PR]

商品ニュース

米イラン首脳、制裁解除巡り食い違い 原油相場は乱高下

2019/9/28 3:44
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=中村亮、ニューヨーク=後藤達也】米国の対イラン制裁の解除を巡って27日、イランのロウハニ大統領とトランプ米大統領の主張が大きく食い違い、両国の対話の難しさが浮き彫りになっている。ロウハニ大統領が「米国が交渉(すること)と引き換えに全ての制裁を解除すると提案した」と述べたと米通信社が伝えたが、トランプ氏はこれを完全否定。原油の先物相場は両首脳の発言に振り回され、乱高下した。

ロウハニ師(左)とトランプ氏の主張は食い違い、原油相場は乱高下した

ロウハニ師はニューヨークでの国連総会で一連の行事を終え、イランへの帰路で発言した。「制裁と圧力の下では、誰も交渉の結末を予測できない」とも付け加えた。イラン大統領府によると、ロウハニ師は総会に合わせて会談した英独仏の首脳から「交渉に応じれば米国は制裁を解除する」と伝えられたという。

一方、トランプ米大統領は27日、ツイッターに「イランは(私との)会談のために制裁解除を望んだが、私はもちろん『ノー!』と言った」と投稿。米国務省高官も同日、記者団に対してイラン側の主張を否定した。

ロウハニ師の発言を受けてニューヨークの原油市場では緊張緩和への期待から売りが膨らみ、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の先物相場が一時、前日比3%安の1バレル54.75ドルまで下落した。だが、その後トランプ氏がこれを否定すると一転して買いが膨らみ、56ドル台前半と前日終値近くまで値を戻した。

トランプ氏は国連総会に合わせてロウハニ師との会談を模索した。だがサウジアラビアの石油施設攻撃にイランが関与した疑いが強まり、対話ムードは後退し、会談は実現しなかった。中東情勢の緊迫は今後も続く公算が大きい。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム