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ワクチン接種地域、精肉は規制なし 農水省方針

農林水産省は27日、感染拡大が続く豚コレラの発症予防に向けたワクチン接種で、具体的な指針案を公表した。ワクチンを接種する地域から他の地域へ生きた豚の移動は規制するが、豚の精肉や加工品の流通制限は求めない方針を決めた。これまで農水省はウイルスまん延の予防には精肉の流通制限が必要との立場だったが、他の対策で対応可能と判断した。

10月7日までパブリックコメントや都道府県知事への意見照会を実施する。通常よりもパブリックコメントの期間を短縮し、早期のワクチン接種を目指す。

豚がワクチンを接種すると、豚コレラに感染したかどうかがわからなくなるため、ウイルスまん延のリスクがある。今回のワクチン接種は地域限定で実施するため、接種地域から域外への豚の移動制限が必要となる。

有識者が検討した結果、食肉処理された豚肉や加工品にウイルスが潜んでいても、再び生きた豚に触れない限り感染は防げるとし、豚にエサとして与える残飯の加熱処理を徹底し、ゴミとして捨てた豚肉の野生イノシシとの接触を防げば、感染拡大は抑えられるとの結論になった。

これまで農水省は国際獣疫事務局(OIE)の基準に基づき、厳格に豚肉も流通管理し、国内を通常の清浄地域とワクチンを使う非清浄地域にわける方策を探っていた。ただ、豚コレラのまん延が続くことから、日本全体が非清浄国になっても、必要な地域にワクチン接種をする方針にかじを切った。

指針案では豚コレラに感染した野生イノシシが多く発生し、豚への感染リスクが高い地域を国がワクチン接種の「推奨地域」とすると決めた。現時点では埼玉、富山、石川、福井、長野、岐阜、愛知、三重、滋賀の9県が対象となる。実際のワクチン接種は、今後、各都道府県が判断することになる。

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