九州FG、肥後銀と鹿児島銀の一部業務統合

2019/9/27 19:00
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九州フィナンシャルグループ(FG)は27日、傘下2行の広報・IR部門と決算業務(主計)部門をそれぞれ統合すると発表した。FGの経営管理機能を高めて業務の質向上や効率化につなげる。また収益源の多角化に向けて、新規事業の開発担当を新たに設ける。

記者会見する九州フィナンシャルグループの笠原慶久社長(27日、熊本市)

九州FG傘下には肥後銀行と鹿児島銀行がある。両行の広報・IR担当者は10月1日以降、九州FGを主とする3社兼務となる。グループのブランド戦略向上や投資家との対話強化につなげる。

主計部門も同様の体制となる。傘下行で決算や経理のシステム、業務フローを統一することで効率的な連結決算の作成につなげる。また会計基準の変更やIT(情報技術)を活用した業務自動化などにも取り組みやすくなるとしている。

九州FGは10月1日から創立5年目に入る。熊本市内で記者会見した笠原慶久社長は「グループ融合を加速させるための組織改正だ。一本化するところと、別々に残すところをさらに明確化していく」と述べ、さらなる部門統合に含みをもたせた。

銀行経営を巡る急速な環境・技術変化に対応し、グループ全体での収益源多様化を図るために新規事業の戦略企画に特化した「事業開発室」を新設し、専任者3人を置く。フィンテックに代表されるデジタル技術を活用した事業や、商社機能の強化、顧客のIT活用支援といった地域活性化事業が検討対象になる。

こういった組織横断的な課題に対する対応を強化するため、「組織・機能の統合」、「新規事業」、「デジタルイノベーション」の協議を進める3つの委員会を設ける。

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