日本橋、にぎわい加速へ、「コレド室町テラス」開業
東京・日本橋で27日、新しい商業施設「コレド室町テラス」が開業した。台湾の書籍・雑貨店「誠品生活」の日本初出店を目当てに開場前から多くの客が集まった。すでに多くの商業施設が集まるエリアでの新施設誕生で、日本橋への消費者の関心がさらに高まりそうだ。

コレド室町テラスは三井不動産が開発した複合施設「日本橋室町三井タワー」に登場した。誠品生活を含む31店舗が入居する。近隣には三越本店、三井不が手掛けるコレド室町1~3や日本橋三井タワー、野村不動産のユイトなどの商業施設が並ぶ。新施設の登場で日本橋の商業エリアが一段と広がった。
「誠品生活の雑貨を見てみたい」。開場前、行列の先頭に並んでいた女性2人組は地元の東京都中央区在住で、徒歩で来場した。「街並みもきれいになってきた。まだ再開発が進むようなので楽しみ」と話していた。
三井不は首都高速道路の地下化をにらみ、日本橋川沿いを再開発する長期計画を打ち出している。他のデベロッパーも日本橋エリアへの進出をにらんでいるとされ、今後もにぎわい創出に向けた動きが続くことになる。