三井不、コレド室町テラス開業 日本橋再開発第2章へ

2019/9/27 15:23
保存
共有
印刷
その他

三井不動産は27日、東京・日本橋で商業施設「COREDO(コレド)室町テラス」(東京・中央)を開業した。台湾のセレクトショップ「誠品生活」の日本初出店を含む飲食や物販の全31店舗が入る。三井不は、旧東急百貨店日本橋店の跡地で、2004年にオープンさせた「コレド日本橋」(同)の開業を皮切りに日本橋地区でコレドシリーズを展開している。室町テラスと既存4施設を合わせて年250億円の売り上げを見込む。

開業セレモニーでテープカットする三井不の菰田正信社長(左から2人め)ら

日本橋室町三井タワーの全景

台湾発セレクトショップ「誠品生活」の日本1号店が話題を呼ぶ

オープン初日の午前10時から大勢の客が来館した

三井不動産が3月に竣工した地上26階建ての複合ビル「日本橋室町三井タワー」(同)の地下1階~地上2階にコレド室町テラス(約6000平方メートル)が入る。核テナントは台湾や中国、香港などの国や地域で約50店舗を展開する誠品生活。コレド室町テラス2階のワンフロア全体を使い、書籍や文具、セレクトショップ、レストランなどの全4ゾーンで構成する。

三井不動産が27日に開催した開業セレモニーで菰田正信社長は「住む人や働く人、訪れる人が集い、憩い、平日も休日も昼夜を問わずにぎわう場所とするべく開発を進めた」と語った。

三井不動産は創業地であり本拠地の日本橋エリアで再開発を進めている。1990年代後半の金融や商業の中心としての勢いを失った日本橋の活性化を目的に、2004年のコレド日本橋の開業を皮切りに始まった日本橋再生計画。「コレド室町1~3」(東京・中央)などの商業施設の開業や海外のホテルの誘致によってオフィス中心の街並みを多機能化させた。

三井不動産などによると、コレド室町の来館者の年齢層は男女とも30~40代の割合が増加。コレドシリーズの既存4施設で年3千万人が来館する。日本橋地域にある東京メトロ三越前駅など主要駅の1日の乗降客数も10年から7年で11%(約4万6000人)増加。日本橋地域の世帯数も15年(1月時点)から3年で10%(2517世帯)増加したほか、日本橋エリア全域で地価も上昇した。今回の室町テラスの開業をもって日本橋再生計画は一巡する。

次章では数千億円~1兆円を投じ、35年~40年に日本橋川沿いで商業施設やオフィスなど延べ床面積約122万平方メートルの親水空間を開発。交通の利便性の高さを生かし、モビリティーや食、宇宙といった様々なベンチャー企業などの集積も推進する計画だ。

菰田社長は日本橋再生計画の完了時期について「街づくりはやっているうちにどんどんエリアが広がったり、目標がさらに高くなったりする」と言い、いつを最終とするのかについては「今の時点では分からない」と語っている。(小田浩靖)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]