イラン大統領、制裁下での対話模索「間違っている」

2019/9/27 6:41
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【ニューヨーク=吉田圭織】イランのロウハニ大統領は26日、国連総会出席のために訪れたニューヨークで記者会見を開き、同国の核開発を巡り対立する米国と対話をする可能性について「まず米国が制裁を撤廃し、最大の圧力をかける政策をやめるべきだ」と強調した。イランへの制裁を続けながら対話を模索する米国の姿勢は「間違っている」と批判した。

26日、ニューヨークで記者会見するイランのロウハニ大統領=ロイター

穏健派のロウハニ師は米国との対話に応じる可能性を排除していないが、その前に米国が制裁をやめることが必要だと従来から主張してきた。一方、イランの国家元首で保守強硬派の最高指導者ハメネイ師は対米協議を繰り返し拒んでいる。

イランは2015年、同国の核開発を抑制する合意を米英独仏ロ中の6カ国とまとめた。だが、米国は18年、一方的に離脱を表明した。その後、イランを国際金融取引から締めだし、同国産原油の輸入停止を世界に呼びかける制裁を発動した。

イランは最近、ウラン濃縮レベルの上限超えなど合意破りを連発しているが、ロウハニ師はこれらを米国の離脱に「合わせた措置だ」と正当化した。米国などが求める新たな核合意の枠組みについては「話し合うことはできる」と語った。だが、それには「まずは核合意を全面履行すべきだ」と付け加えた。イランの国防政策の根幹であるミサイル開発の制限を議題にすることについては否定的な見解を示した。

ロウハニ師に対する米国への入国ビザ(査証)が発給されたのは国連総会での演説の数日前だった。同師はビザの問題に「以前から直面してきた」と明かし、「米国のやり方は誰の利益にもならない」と非難した。

24日の安倍晋三首相との会談では「様々な話題について親密に話し合った」と説明した。

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