ウーバーも「サブスク」 配車で割引、料理は配達無料に

2019/9/27 5:26
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アプリの統合について発表するウーバーのダラ・コスロシャヒCEO(26日、米サンフランシスコ)

アプリの統合について発表するウーバーのダラ・コスロシャヒCEO(26日、米サンフランシスコ)

【シリコンバレー=佐藤浩実】米ウーバーテクノロジーズは26日、「サブスクリプション(継続課金)」型のサービスを本格的に始めると発表した。ライドシェアを使うたびに割引を受けられたり、料理宅配の手数料が無料になったりする。料金は月24.99ドル(約2700円)。サービスごとに分かれていたアプリも1つに統合する。各事業で競争が激しくなるなか、ウーバーのサービスを優先して使ってもらいやすくする狙いだ。

新サービスは「ウーバーパス」で、まずサンフランシスコなど米国内の10都市で始める。例えばサンフランシスコの場合、ライドシェアの乗車料金が最大で15%割り引かれる。レストランの食事を届けてもらう「ウーバーイーツ」を使うと、通常は数ドルかかる配達料が無料になるほか、料理自体の価格も割安になるという。電動自転車「ジャンプ」は1日あたり30分まで無料で乗れる。このほか、料理宅配の特典だけに限定したパスも18都市で始める。

ウーバーがサブスクサービスに本格的に乗り出すのは主力事業をめぐる競争が激しさを増しているためだ。ライドシェアでは競合の米リフトとウーバーを併用するユーザーが多く、料理宅配には多数のスタートアップ企業が参入している。特典を売りにサブスクに顧客を誘い込むことで固定客を確保する狙いだ。

製品担当ディレクターのナンドゥ・ジャナキラム氏は取材に対し「サブスクにより、長期にわたって顧客をつなぎ留められる」と意義を強調した。もっともサブスクは解約も容易で、ユーザーの利用状況や割引の度合いによって収益化が遅れる要因となるリスクもある。

ウーバーは同日、ライドシェアなどと料理宅配に分かれていたアプリを1つに統合することも発表した。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は「日常生活の基本ソフト(OS)になりたい」と説明。今後は電車など公共交通の検索も含め、ウーバーのあらゆるサービスを1つのアプリで利用できるようにするという。

ライドシェアの安全面の強化に向け、ナンバープレートの見えにくい夜間などに乗車する車が正しいかどうかを4けたの数字で照合するといった対策も公表した。

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