【ニューヨーク=河内真帆】米マクドナルドは26日、北米市場で初めて植物由来の材料で作るハンバーガーを投入すると発表した。代替肉製造のビヨンド・ミートと提携し、まず30日からカナダの28店舗で試験販売する。競合各社が続々と植物由来の代替肉メニューを採用しており、ハンバーガーチェーン世界最大手の動向が注目されていた。
マクドナルド独自のレシピでエンドウ豆を使った代替肉のパティをビヨンド社に製造させ、これにトマト、レタスなどを加え、1個6.49カナダドル(約530円)で販売する。
競合する米バーガーキングは全米7000店超で代替肉のハンバーガーを提供。ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)、ダンキン・ドーナツもビヨンド社と組み、相次ぎ代替肉を使ったメニューを拡大している。
カナダでの試験販売の期間は12週間を予定しているが、マクドナルドは「今後の展開は市場反応を見て決める」としており、同社最大の米国市場に投入したり、通常のメニューに加えたりする可能性もある。