資生堂、フィリピンの販売会社が事業開始

2019/9/27 0:27
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【マニラ=遠藤淳】資生堂は26日、フィリピンに設立した販売会社が事業を開始したと発表した。従来は現地の代理店を経由して販売していたが、自社の直販に切り替えることで、ブランド戦略を強化する。手ごろな価格帯の洗顔料なども新たに投入し、拡大する現地の需要を取り込む。

資生堂がフィリピンで販売する「SHISEIDO」ブランドの商品(26日、マニラ)

フィリピンにおける販売代理店の一つだったルクスアジア(シンガポール)と2018年12月、販売会社の資生堂フィリピンを設立していた。資生堂が過半を出資する。「ブランド力を高めるマーケティングを自社でできるようになる」。資生堂フィリピンの中田幸治社長は強調した。

「SHISEIDO」「NARS」ブランドなど高価格帯の化粧品や香水のほか、「専科(SENKA)」ブランドのスキンケア商品などを新たに取り扱う。専科の洗顔料は300ペソ(約600円)前後でドラッグストアなどで販売し、認知度向上を狙う。商品は日本などの工場から輸入する。

中間所得層の増加で東南アジアの化粧品市場は拡大している。フィリピンの女性は若いころから化粧品になじんでいるため、「スキンケア商品が売れ筋の周辺国と異なり、メーキャップ商品の販売比率が高い」(中田社長)という。直販の開始を機に高価格帯品の潜在需要を開拓する考えだ。

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