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鳥谷、松坂 大物ベテランの去就はいかに?

2019/9/26 23:00
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今季レギュラーシーズンの全日程を終えようとしているプロ野球で、球界を長年支えてきた大物ベテランが苦境に立たされている。阪神の鳥谷敬(38)と中日の松坂大輔(39)。若返りを図るチーム方針に不調が重なり、今季はともに出番に恵まれなかった。現役続行に意欲十分で、経験と実績豊かな2人の去就はどうなるのか。

球団に「引退勧告」を受けた鳥谷は現役続行の意思が強い=共同

球団に「引退勧告」を受けた鳥谷は現役続行の意思が強い=共同

今季が5年契約の最終年だった鳥谷の先発出場は8試合のみ。本職の遊撃には若い木浪や北條が起用され、主な出番は代打だった。本来、球をじっくり見極めて四球を含めた出塁を狙うタイプだけに、代打稼業はフィットしなかったか。今季初打点は94打席目となる9月11日までずれ込んだ。

代打に備えてネクストバッターズサークルに入るだけで、本拠地・甲子園では誰よりも大きな歓声と声援に包まれる。現役続行の意思は強く、球団との話し合いで"引退勧告"されると退団を決意。ファンにもしっかり伝えたいと8月末に正式表明した。

限られた出番であろうと準備を怠らず、全体練習の始まる数時間前には球場入り。若手のよき手本でもある。堅実な守備はバックアップ要員としても期待できる。将来の指導者含みで、コーチ兼任選手での獲得に動く球団が複数あってもおかしくない。

6勝を挙げてカムバック賞に輝いた昨季から一転、松坂の中日2年目はわずか2試合の登板で未勝利。5回1/3を投げて10失点、防御率16.88と不完全燃焼に終わった。

今季未勝利の松坂も現役続行を希望している=共同

今季未勝利の松坂も現役続行を希望している=共同

2月の春季キャンプでファンと接触、腕を引かれて右肩に違和感を訴えてから調整が長引いた。今季初登板となった7月16日の阪神戦は、再三のピンチを招きながら5回2失点と粘投したが、続く同27日のDeNA戦は1死しか取れずに8安打8失点と大炎上して2軍落ち。8月中旬には新たに右肘に炎症が出て、以降は実戦登板がない。

来季も現役続行を希望する松坂との契約について球団は「白紙」としており、今月中にも判断が下されるとみられる。

速球に往年の球威を欠く右腕について、野球評論家の権藤博さんは「彼はそういう見た目では判断できない。2軍調整してどうこうなる投手ではなく、本当の勝負がかかった場面で出る、火事場のばか力が彼の本当の力」と分析。「だからこそ怪物であって、松坂の目は『まだまだやれる』という目をしている」とエールを送る。

中日には若い先発陣が台頭してきており、残留が決まっても大幅減俸は避けられそうもない。日米通算170勝を誇り、数々の伝説を残してきた「平成の怪物」は、自身の進退をどう決するのだろうか。(常広文太)

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