BYD、パワー半導体事業 分離・上場も
米報道 交通・発電で需要増

2019/9/26 23:56
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【広州=比奈田悠佑】中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)が電力を制御するパワー半導体事業を分離、上場することを検討していることが分かった。パワー半導体は自動車や鉄道といった交通のほか、再生可能エネルギーによる発電分野などで需要拡大が見込まれる。資金を確保し開発を急ぐ。

BYDはパワー半導体事業のIPOの検討に入った(広東省深圳市)

米ブルームバーグ通信などが25日、BYDが「IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)」と呼ぶ高性能のパワー半導体事業を分離、新規株式公開(IPO)する検討に入ったと報じた。BYDは2005年からIGBTの研究開発を始め、EVなど自社製品に組み込んでいるほか外販もしている。

パワー半導体は電力を緻密に制御することでモーターの回転速度などを調整する。なかでもIGBTは高い電圧に対応でき、省エネ性能にも優れるのが特徴だ。三菱電機富士電機、独インフィニオンテクノロジーズなどが世界的なメーカーで、BYDは開発や生産で追い上げたい考えだ。

BYDはパワー半導体のほか、電池事業の分離、上場が取り沙汰されている。EV用電池で世界大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)などとの競争が激しくなっており、より機動的な資金調達と事業運営が求められているためだ。

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