高知県民6割「幸福」、土佐経済同友会が調査
幸福度を数値化した独自指標「高知県民総幸福度」を提唱する土佐経済同友会は、県民の6割が幸福だと感じているとする調査結果をまとめた。同友会は「県肝煎りの産業振興計画の効果で、経済的に困らない生活を送っていると実感する県民が増えている」と分析している。
調査は2016年以来で4回目。7月に調査し、県内在住の15歳以上の4078人が回答した。
今回初めて幸福度を10段階評価で尋ねた。さらに10段階のうち「7~10」を幸福、「4~6」を普通、「1~3」を不幸と区分けしたところ、回答者の57.7%が幸福に該当した。普通は36.6%、不幸は5.7%だった。幸福度は男性よりも女性が高い。
16年調査と同様、子育てや就労、生活環境など日々の暮らしぶりを5段階評価で聞いたところ、「経済的に困らない」の平均値が3.49と前回から0.61ポイント改善した。同友会は調査を受け、指標を県政などに反映させたいとしている。