自動車ショー、異業種とタッグ 「車だけの表現は限界」

自動車・機械
2019/9/26 14:21
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10月24日から開催される東京モーターショーは業種を超えた企業が彩りを添える。コンセプトカー公開、試乗体験の従来型の展示に加えて、多様なモビリティーや技術を組み合わせて近未来の社会を疑似体験できるようにする。国内外の主要な自動車ショーで来場者が伸び悩むなか、若年層や車ファン以外の集客を狙って、斬新なメッセージを伝える。

今回は空飛ぶ車の試作機を展示する

日本自動車工業会(自工会)が26日に展示内容の詳細を発表した。テーマは「オープンフューチャー」で、完成車や部品メーカーに加えて、通信、電機メーカーなどを含めて全体で180以上の企業・団体が参加する見通しだ。

異業種と連携するエリアを設ける。NECの空飛ぶ車の試作機が並ぶ。次世代通信規格「5G」を使ったスポーツ観戦の映像体験、顔認証による決済、宇宙技術など様々なコーナーがある。

近未来の暮らしを疑似体験できるような空間にする。自工会のモーターショー特別委員会委員長を務めるトヨタ自動車国内販売事業本部の長田准副本部長は「わくわくする未来を提案したい」と話す。

また子供向けにも、就業体験できるレジャー施設「キッザニア」と組み、働く楽しさを体感してもらう。車両整備やデザイン、タイヤの取り付けや金型磨きを体験できるようにし「仕事に興味を持ってもらえたら」(長田委員長)と期待する。若者のクルマ離れが指摘されるなかで、裾野を広げて自動車業界の活性につなげる。

同日開かれた自工会の記者会見で、豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は「自動車だけで未来を表現することには限界があるという考えが、今回のモーターショーのように大きくかじを切ったきっかけだ」と説明した。来場者目標は「あえていえば100万人」(豊田会長)と、前回が77万人だっただけに、大きなジャンプアップをめざす。

Maas(次世代型移動サービス)が広がり、自動車だけにとどまらず周辺サービスが拡大する。製品としての機能性・先進性をアピールしたうえで、クルマ社会の将来ビジョンを示す考えだ。(岡田江美)

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