最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,872.03 -276.54
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
22,910 -230

[PR]

投信コラム

フォローする

アドバイザーを選ぶ時代に・吉井氏(IFAの流儀)

2019/10/1 12:00
保存
共有
印刷
その他

金融商品選びや投資計画の立て方など、資産運用は初心者にとって難しいことばかり。誰に相談すればいいかも分からず、ひとりで悩んでいる人が少なくない。資産運用の考え方やアドバイスを受ける際の注意点などについて、神奈川県鎌倉市で個人投資家向けに「投資助言業」を手掛けるイデア・ファンド・コンサルティングの吉井崇裕社長に話を聞いた。

イデア・ファンド・コンサルティングの吉井崇裕社長

イデア・ファンド・コンサルティングの吉井崇裕社長

――投資助言業とIFA(独立系金融アドバイザー)とはどう違いますか?

「日本では金融商品仲介業をIFAと呼ぶことが多いのですが、独立した立場という点で投資助言業と大きな違いはありません。投資助言業は特定の金融機関と提携せず、アドバイスの報酬を顧客からいただくのに対し、仲介業は金融機関の委託業者として登録し、顧客が金融商品を購入する時の手数料や信託報酬の一部をもらい受けるところが違います。お客様がどの金融機関の口座をお持ちでも中立的なアドバイスができるように、投資助言業を選びました」

――どんな相談が多いですか。

「相談に来られるのは地元の退職世代の方が大半ですが、最近は都内のIFAをいくつか巡ってから来られる方も増えてきました。運用経験はバラバラですが、『金融機関にすすめられて金融商品を買ってみたものの、うまくいかなくてどうしたらいいか』といった内容が目立ちます。過去10年の運用成績がある投資信託は国内に1300本ほどありますが、そのうちの95%は損益がプラスでした。それなのに10年運用を続けて損失が出ているとしたら、よほどやり方がおかしいといえるでしょう」

「運用に失敗して悔しい思いをしたくないなら、自分も賢くなる必要があります。もし営業マンの言われるままに商品を買い替え、その度に高額の購入手数料を払わされているなら、まずはやり方を変えないといけません。資産運用で一番大事なのは、商品選びではありません。どのようにお金を増やしたいのか、『投資の軸』を持つことが重要です」

「お客様にはまず自分の投資の軸について考えていただき、それと照らし合わせて今までのやり方のどこがおかしかったのかを気づいてもらいます。そのために分かりやすい言葉で丁寧に説明し、認識を共有できるよう心がけています」

――運用プランは具体的な商品まで提案してもらえるのですか。

「自分に合った運用プランを知りたい方には、最適な資産配分とそのシミュレーション、具体的な推奨銘柄までご提案します。最初にどれくらいのリターンを目指すか、一時的にどの程度の損失なら気にならないかなどをじっくりヒアリングし、お客様に適した資産の組み合わせを割り出します。その上でお客様の保有商品をすべて見せてもらい、一本一本の商品について実績や運用コストを比較し、理解度なども考慮しながら見直しの余地を一緒に検討します。実際に投資信託を買う際には、購入時の手数料がかからない商品を幅広く扱っているIFA(仲介業)を紹介することもあります」

――自分に合ったアドバイザーを見つけるには。

「当社も含めて独立系アドバイザーは『お客様のために』という言葉をよく使いますが、それがどこまでできているかを見極めることが重要です。手数料や報酬体系はもとより、独立した立場であっても十分な知識やスキルがなければ顧客本位の投資助言はできません。個人投資家がアドバイザーを選ぶ時代になってきていて、助言を受ける側にも心構えが必要です」

「良いアドバイザーを見抜くポイントはいくつかあります。(1)その人が過去の職務経験において反省したことや改めたことと、実際のアドバイスに齟齬(そご)がないか、(2)いきなり相場や商品の話をしないか、(3)自分の話を聞き、それを踏まえたうえで商品を提案してくれるか――などです」

吉井崇裕氏
イデア・ファンド・コンサルティング社長、ファンドアナリスト。金融機関や独立系アドバイス会社への情報提供・人材育成などにも携わる。投信評価会社、運用会社などを経て2013年に独立。著書に「はじめての投資信託」(日経文庫)。

(QUICK資産運用研究所 西田玲子)

投信コラムをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム