睡眠や美容、入浴剤でカイゼン!バスクリンや花王

2019/9/26 13:35
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入浴剤市場で機能を訴求した商品が増えている。バスクリン(東京・千代田)は睡眠をテーマにした入浴剤を発売したほか、花王は発汗を促す男性向け商品を開発した。入浴剤の特徴である体を温める機能を踏まえ、睡眠や美容などを切り口に機能性のある商品を展開する。各社は入浴剤を利用する人はまだ少ないとみており、細かなニーズに応えた商品で需要を開拓したい考えだ。

バスクリンが今月発売した「きき湯ファインヒート リセットナイト」

冬にかけて入浴剤の需要は高まる(東京都千代田区のビックカメラ有楽町店)

バスクリンは今月、睡眠をテーマに体温リズムに着目した入浴剤「きき湯ファインヒート リセットナイト」を発売した。高濃度の炭酸ガスや、温泉ミネラルである食塩、ジンジャー末などを配合。効率的に体を温められるのが特長で「リセットナイトは7分で体温を1度上昇させるが、さら湯では10分かかる」(開発担当者)という。

睡眠学が専門の広島国際大の田中秀樹教授は「質の良い睡眠には体温がスムーズに下がることが大事」という。バスクリンは田中教授と共同研究し体温のリズムに着目した。寝る前の入浴で深部体温を一気に上げ、上がった体温を下げようとする生体反応を利用し質の良い睡眠を促すという。

花王が10月19日に発売する入浴剤「バブ メディキュア 発汗リフレッシュ浴」は、高麗ニンジンエキスやトウガラシエキスなどを配合し、汗をかいて疲労回復を促す。30~50代の男性を対象にした同社の調査では「お風呂で汗をかいて、気分をリフレッシュしたい」「疲労回復したい」との声が多かったという。

アース製薬が発売した「ウルモア ラエストジェンヌ」はアミノ酸やヒアルロン酸など10種の美容成分を配合した入浴液だ。保湿や乾燥対策に加え、女性のホルモンを整えることに着目した。

花王の調べでは2018年の入浴剤市場は12年比で約6%増の約410億円で、拡大基調にあるという。ただ、入浴剤を「使っている人はまだ多くない」(花王)と、家庭での普及の余地は大きいとみる。液体や錠剤などの剤形だけでなく「よりニーズに合わせた商品のラインアップが拡大傾向にある」(バスクリン)という。各社は消費者の細かなニーズに応えた商品を増やして、市場の拡大につなげようとする。

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