車軸が腐食、飛行続け破断 大韓機立ち往生で報告書

2019/9/26 11:30
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運輸安全委員会は26日、成田空港で2018年6月、着陸した大韓航空機の右主脚の車軸が折れ、立ち往生したトラブルの調査報告書を公表した。車軸には腐食防止剤が塗られておらず、部品の隙間から水分が入って腐食が進んでいたのに飛行を続けたことで着陸の衝撃を繰り返し受け、亀裂や破断が発生。完全に折れたとしている。

報告書によると、大韓航空のボーイング777-300は、18年6月29日午後0時35分ごろ着陸。誘導路を走行中、煙のようなものが見えたため、管制官が停止を指示した。右主脚はタイヤの向きが曲がり走行不能に陥った。

主脚の構造が同じ機体で、車軸に亀裂ができたケースがほかにもあり、ボーイングは12年に再発防止のため整備マニュアルを見直し、車軸の部品に腐食防止剤を塗るよう求めていた。今回の機体は、09年の大規模な整備作業で主脚を交換したが、見直し前だったため、防止剤は塗られていなかった。

立ち往生のため乗客乗員計335人が着陸から約1時間40分にわたり、機内にとどまることになった。けが人はいなかった。大韓航空は成田のトラブルの後、主脚の構造が同じで、マニュアル見直し前に大規模整備をしていた機体の車軸を交換した。〔共同〕

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