トランプ氏「民主党が国を分断」 弾劾調査に反発

2019/9/26 5:58 (2019/9/26 6:27更新)
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=中村亮】トランプ米大統領は25日の記者会見でバイデン前副大統領に関する調査をするようウクライナに圧力をかけた疑惑について「私は誰も脅していない」と否定した。民主党が着手した正式な弾劾調査をめぐり「民主党が国を分断している」と非難した。一方で民主党のペロシ下院議長はバイデン氏の調査を求めた電話の記録を引き合いに「弾劾調査の必要性が確認された」と反論した。

記者会見に応じるトランプ大統領=ロイター

トランプ氏はニューヨークで開催中の国連総会に参加後、記者会見を開いた。ホワイトハウスが25日公表した電話記録で、トランプ氏が7月25日にバイデン氏に関する調査をウクライナに求めたことが発覚し、会見でも疑惑に関する質問が目立った。

トランプ氏はウクライナ疑惑の内部告発状に関して「透明性を完全に支持する」と語って、議会報告に前向きな姿勢を示した。バイデン氏の息子が幹部を務めたウクライナのガス会社への捜査を同氏が阻止したとの主張を念頭に「バイデン氏や彼の息子に透明性を求める」とも訴えた。

弾劾調査を進める民主党に不満をぶちまける場面が目立った。ペロシ氏や上院トップのシューマー院内総務について「魔女狩りに執着している」と非難し、経済政策を軽視していると断じた。疑惑の電話協議について「無実の電話だ」と主張したうえで「民主党は一体どんな理由で弾劾するというのか」と疑問を呈した。

トランプ氏は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ゼレンスキー氏は「誰も私に圧力をかけていない。我々は独立国家だ」と強調し、疑惑を否定した。「電話で話すよりテレビの前で話す方が良い」とジョークを飛ばし、7月の電話協議で不適切なやり取りはなかったとの主張をにじませた。

一方で民主党のペロシ氏は25日、トランプ氏に圧力を強めた。電話記録の公表後に声明を発表し「大統領が選挙や大統領職の高潔さを踏みにじり、国家安全保障を脅かす行為が確認された」と指摘した。「自分の選挙運動のために税金を使って他国を脅すのは大統領の仕事ではない」とも非難した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]