フェイスブック、仮想現実のSNS「ホライズン」を開始へ

2019/9/26 5:22
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フェイスブックが始める仮想現実のSNS「ホライズン」のイメージ=同社ブログから

フェイスブックが始める仮想現実のSNS「ホライズン」のイメージ=同社ブログから

【シリコンバレー=白石武志】米フェイスブックは25日、仮想現実(VR)端末向けの新たなSNS(交流サイト)「ホライズン」を2020年に始めると正式発表した。「アバター」と呼ぶ自らの分身を通じて他の参加者と交流したり、グループでゲームに挑戦したりできる。パソコンやスマートフォンよりも深い没入感が得られるVR端末の特性を生かしたSNSとする考えだ。

25日にカリフォルニア州サンノゼ市で開いたVR技術の自社イベントで明らかにした。ホライズンは子会社で手掛けるVR端末「オキュラス・クエスト」など向けのSNSで、基調講演に登壇したマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「将来重要になる社会インフラを構築するための新たなステップだ」と述べ、フェイスブックやインスタグラムなどに続く主力サービスに育てる考えを示した。

イベントで公開されたホライズンのデモ動画では、3次元の仮想空間の中でグループで絵を描いたり、飛行機レースに参加したりする映像が紹介された。参加者はあらかじめ用意されたゲームで遊ぶだけでなく、「ワールドビルダー」と呼ぶツールを使って自ら仮想空間内に新たな世界を加えることもできるという。

フェイスブックは同日、オキュラスの上位機種向けに、指先の動作を検知する「ハンドトラッキング」の機能を20年に追加すると発表した。コントローラーがなくても仮想空間の中でモノがつかめるようになるなど、より自然な操作が可能になるという。

アバターを介して仮想空間で人々が交流するサービスとしては米リンデンラボの「セカンドライフ」が知られる。利用可能なパソコンには条件が多く本格普及には至らなかったものの、ゲーム内で流通する通貨を設定し、参加者が自作のアイテムや土地を売って稼げる仕組みによって企業などの参加を促した。フェイスブックはホライズンにおける課金や広告などの収益モデルについて明らかにしていないが、仮想世界でどのような経済活動を可能にするのかも注目を集めそうだ。

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