イスラエル大統領、ネタニヤフ首相に組閣要請 難航必至

2019/9/26 2:30
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イスラエルのネタニヤフ首相=ロイター

イスラエルのネタニヤフ首相=ロイター

【カイロ=飛田雅則】イスラエルのリブリン大統領は25日、17日実施の総選挙の結果を受けて右派政党リクードのネタニヤフ首相に組閣を要請した。リクードは32議席と第2党となり、33議席のガンツ元軍参謀総長らが率いる「青と白」に第1党の座を譲ったが、右派やユダヤ教の宗教政党からネタニヤフ氏を首相候補として推薦する声が最も多かったためだ。過半数の61議席に届いていないため、「青と白」との大連立を模索するもようだが、連立交渉は難航が予想される。

リブリン大統領は22日から2日間、総選挙で国会(定数120)に議席を得る各政党から、誰を首相に推薦するか意見聴取した。55議席となった右派・宗教系勢力がネタニヤフ氏を推薦し、ライバルの「青と白」のガンツ氏を支持するアラブ系政党を含む中道・左派勢力の54議席を上回った。

選挙後、右派・宗教系勢力だけで政権を発足できないため、ネタニヤフ氏は「唯一樹立できるのは大連立だ。わたしたちは話し合う必要がある」とガンツ氏の「青と白」に呼びかけてきた。ネタニヤフ氏はガンツ氏と順番に首相となる輪番制を提案したという。

一方、「青と白」のガンツ氏は反ネタニヤフ票を集めただけに、首相輪番制の提案を拒否した。選挙戦では、汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏の退陣を条件にリクードとの政権樹立を訴えてきた経緯があり、同氏の首相続投には難色を示してきた。

ネタニヤフ氏は今後、最長で6週間にわたる連立協議に入る。4月の総選挙後と同様に連立協議が再びまとまらず、年内に3度目の総選挙が実施されると予想する声も出ている。

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