アリババ、AIチップ開発 クラウドやEC事業に活用

アジアBiz
2019/9/25 20:31
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【上海=松田直樹】中国ネット大手のアリババ集団は25日、人工知能(AI)の情報処理に特化した半導体チップを開発したと発表した。グループのクラウド事業やネット通販の検索システムなどに活用していく。技術分野で米中の覇権争いが激しくなるなか、アリババはAIの技術普及に不可欠な半導体の自社開発を急ぐ方針だ。

アリババはAIチップなど技術開発を急ぐ=ロイター

アリババは同日、AI向けの高性能な半導体チップ「含光800」を発表した。ネット通販の商品検索や自動翻訳などのほか、力を入れる傘下のクラウド事業などにもすでに活用され始めているという。開発したのは子会社の「平頭哥」で、同社は18年に半導体開発などを手がける企業をアリババが買収して設立した。

25日に開いたイベントでアリババの張勇(ダニエル・チャン)会長兼最高経営責任者は「新たなデジタル経済のもとではさらなる技術の高度化が必要だ」と強調。自社の技術研究所の拡充にも力を入れており、今後開発を加速させていく。

アリババの創業者で10日に会長を退任した馬雲(ジャック・マー)氏は18年に「半導体チップ市場は米国がコントロールしてきたが、売ってもらえなくなったらどうするのか」と指摘していた。

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