シャープ、6%安、業績不安が再燃

2019/9/25 20:30
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25日の東京株式市場でシャープ株が前日比80円(6%)安の1166円まで急落した。24日にSMBC日興証券が発表したリポートで目標株価を大幅に引き下げたのを機に、業績の先行き不安が再燃した。

SMBC日興証券の桂竜輔氏はリポートで、ディスプレー市況の軟化を理由に2020年3月期の業績予想を下方修正。目標株価を従来の1900円から700円まで一気に引き下げた。引き下げ幅が異例なうえ、足元から4割の下落を見込む弱気な内容とあって、機関投資家を中心とする売りが膨らんだようだ。

シャープの株価は8月に、4~6月期業績が事前の市場予想を下回ったのをきっかけに、1400円前後から1100円を挟んだ水準まで急落した経緯がある。9月に入って株価は持ち直し気味だったが、この日の下げで戻りのほぼ半分が帳消しになった。

実際、大型液晶パネルの市況は低迷が続いている。中国では、パネル大手の量産に国内景気の減速が重なって在庫が滞留。米国の対中追加関税の対象に薄型テレビが入ったのも追い打ちとなっている。

松井証券の窪田朋一郎氏は「日本国内のテレビ販売は消費増税前の駆け込みや20年の五輪に向けた需要が見込めるが、一時的なものにすぎない。液晶パネルの軟化が続くかぎり、株価反転のきっかけは見当たらず、当面は安値圏でのもみ合いが続くのではないか」と見ていた。

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