日医工、後発薬1000本分を無償提供 乳がん治療の臨床研究向け

ヘルスケア
2019/9/25 19:15
保存
共有
印刷
その他

日医工は乳がん患者の10~15%を占めるとされる「トリプルネガティブ」と呼ばれるタイプの治療に向けた臨床研究に、治療に効果があると期待される抗がん剤を無償提供した。同タイプの乳がんは再発しやすいうえ若い世代で多く見つかりやすいのが課題となっている。研究を通して有効性を検証し、将来的には同分野での保険適用を目指す。

日医工に感謝状が贈られた(富山市)

抗がん剤の後発薬「カルボプラチン注射液」を神戸大学医学部付属病院に提供し、研究の中で同タイプの135人の乳がん患者に投与する。450ミリグラム入りの薬瓶換算では約1000本分となる。患者とその家族でつくる「ふくろうの会」が同薬を求めたのに応じた。

同大の谷野裕一特命教授は「国内で毎年1万人程度がなるトリプルネガティブ乳がんに効能を持つと認められた抗がん剤はない」と新しい臨床研究の重要性を強調する。25日にはふくろうの会の代表者らが日医工の富山本社を訪れ、感謝状を贈呈した。

同社の田村友一社長は「社会貢献に向け、対応できるものであれば臨床研究には今後も協力していきたい」と意欲を示した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]