中国、台湾学者1年あまり拘束 「国家安全危害」の疑い

2019/9/25 17:55
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【北京=羽田野主】中国政府で台湾政策を担当する台湾事務弁公室の馬暁光報道官は25日の記者会見で、台湾の中台交流団体主席を務める学者、蔡金樹氏を国家の安全に危害を与える行為に関わった疑いで2018年7月から拘束し取り調べていると明らかにした。台湾から中国に渡航した人物が現地当局に拘束されるケースが相次いでいる。

台湾の蔡英文総統は中国渡航時の安全注意を呼びかける

台湾メディアは19年9月、蔡氏が18年に中国で失踪したと報じていたが、中国当局に1年あまり拘束されていたことが分かった。台湾の中央通信によると、蔡氏は中台交流を促す民間団体「南台湾両岸(中台)関係協会連合会」の主席を務める。

蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は14日「中国大陸(中国)に行くなら安全に注意する必要がある」と呼びかけた。中国当局に拘束される事例が相次いでいるためだ。

11日には中国政府が台湾南部屏東県の枋寮郷政府のコンサルタント、李孟居氏を「国家安全危害」疑いで取り調べていると明らかにした。中央通信によると李氏は8月に渡航先の香港で、中国広東省深圳に入ると電話で知人に知らせた後に連絡が取れなくなっていた。香港で「逃亡犯条例」改正案への抗議活動の様子や、中国本土との境界付近に人民解放軍の部隊が集まっている場面を撮影していたとされる。

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