タイ中銀、政策金利据え置き 成長率予想は下方修正

2019/9/25 17:48
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【バンコク=村松洋兵】タイ中央銀行は25日の金融政策委員会で、政策金利(翌日物レポ金利)を年1.5%に据え置くと決めた。輸出や国内消費に陰りが出ているが、家計債務の増大を懸念しており、全会一致で現行の金融政策を維持すると判断した。2019年の実質国内総生産(GDP)伸び率の見通しは、従来の3.3%から2.8%に下方修正した。

タイは輸出が減少し、消費にも陰りが出ている(8月、バンコクの自動車展示会)

タイ中銀は「経済成長が想定より鈍っている」として、前回8月に4年4カ月ぶりの利下げに踏み切った。米連邦準備理事会(FRB)が18日に利下げしたため、タイも追随して2回連続で利下げするとの観測もあった。ただ、利下げすると過去最低の1.25%に並ぶため「カードを温存した」(金融関係者)との見方が出ている。

タイの製造業の業界団体は約6年ぶりの水準にある通貨バーツ高が輸出の妨げになっているとして、2回連続の利下げを要望していた。タイ中銀は「為替相場を注意深く見守り、必要なら適切な措置をとる」とした。

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