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コンタクト「ゴミ箱以外に廃棄」3割、環境影響に懸念

コンタクトレンズをトイレや洗面所の流しなどゴミ箱以外に捨てている人が約3割いることが一般社団法人日本コンタクトレンズ協会の調査で分かった。多くのコンタクトレンズはプラスチック製で、下水に流されると細かく砕けてマイクロプラスチックとして川や海に流出するとの研究結果もある。関係者は「環境を守るために適切な廃棄を」と呼びかけている。

調査は2019年1月、15~59歳のコンタクトレンズ使用者2400人を対象にインターネット上で実施し、2109人が回答した。

コンタクトレンズの廃棄場所について「いつもゴミ箱に捨てている」(71.5%)が最多だったが、「時々ゴミ箱以外に捨てることがある」(7.9%)と「いつもゴミ箱以外に捨てている」(20.6%)を合わせ、3割近い人がゴミ箱以外に捨てていた。

ゴミ箱以外の廃棄場所については「自宅の洗面所や流し」(33%)、「自宅のトイレ」(15%)などだった。

コンタクトレンズの廃棄を巡っては、米アリゾナ州立大の研究グループが18年、使用者の2割が流しやトイレに使用済みのレンズを捨てており、米国内だけで年間最大33億枚が下水に流されているとする調査結果を発表した。実際に下水処理場の汚泥から細かく砕けたコンタクトレンズの一部が検出されたという。

コンタクトレンズ由来のマイクロプラスチックが海洋や土壌汚染を招いているとして、この研究グループはコンタクトレンズメーカーに正しい廃棄方法の周知や、自然界で分解される製品の開発などを求めた。

この調査が海外メディアで報じられると、日本コンタクトレンズ協会にも複数の自治体や機関から「日本の状況はどうなっている」などの問い合わせがあり、今回の調査に踏み切ったという。

同協会の担当者は「誤った廃棄をしている人がここまで多いとは思わなかった。継続的な調査をするとともに、使用者に正しいレンズの捨て方の啓発を強化していく」と話している。

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