DNAのジャンク(ごみ) 第一三共会長 中山譲治
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数年前、女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、ガン予防のため乳房や卵巣の切除手術をしたと公表し、話題になった。彼女の場合、ガン抑制遺伝子に生まれつき異常があり、87%の確率で乳がん、50%で卵巣がんになると診断されていた。
ガンは国内外で罹患(りかん)率が高く、日本では2人に1人が生涯に1度はかかると言われている。ガンはDNAに書かれたゲノム情報に様々な要因で誤りが蓄積し、細胞が正常な制御機能から...
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