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表現の不自由展「再開目指したい」 大村愛知県知事

(更新)

愛知県の大村秀章知事は25日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の在り方を検証する同県設立の有識者委員会で、中止した企画展「表現の不自由展・その後」について、会期終了の10月14日までに「条件を整えた上で再開を目指したい」との考えを明らかにした。

検証委は25日、「条件が整い次第、すみやかに再開を目指すべきだ」との中間報告をまとめた。再開の条件として、(1)電話による脅迫や攻撃などのリスク回避策を講じる(2)展示方法や解説プログラムの改善(3)写真撮影とSNS(交流サイト)による拡散を防ぐルールの徹底――などを示した。

不自由展を巡る騒動の最大の原因は「混乱が生じることを予見しながら展示を強行した芸術監督の行為」として、トリエンナーレ芸術監督の津田大介さんの運営手法の不備にも言及した。

トリエンナーレ実行委員会会長の大村知事は検証委後の記者会見で、再開について「安心を確保する観点から中止したが、実行することが本来の姿だ」と強調。電話による脅迫などへは、録音や時間制限の設定などで対処する考えを示した。津田さんに厳重注意したことも明らかにした。

続いて会見した津田さんは、不自由展の開催について「トリエンナーレに不可欠との意識があり、勇み足をした部分があった。厳粛に受け止める」と述べた。今後も芸術監督は続けるが、再開に向けては「あくまでサポートしていく」とした。

実行委会長代行の河村たかし名古屋市長は同日、「(再開は)とんでもない。県民の意思はどうなるのか」と批判した。

不自由展を巡っては、元従軍慰安婦を象徴した「平和の少女像」の撤去などを求める抗議が殺到。「安全上の理由」で8月1日の開幕から3日で中止となった。検証委は美術の専門家ら6人で構成し、今後は再開に必要な準備を進める。あいちトリエンナーレは名古屋市を中心に10年から3年に1度開かれている国内最大規模の国際芸術祭。

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