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バレー女子日本、攻め手欠き苦戦 W杯、3戦残し8位

国内各地で開催中のバレーボールの女子ワールドカップで、日本(世界ランキング6位)の苦戦が続いている。「東京五輪の前哨戦」と位置づけてメダル獲得を目標にしながら、24日まで3勝5敗、12チーム中8位と低迷している。単調な攻撃と要所でのミスが響き勝ちきれない。残る3試合で浮上のきっかけをつかめるか。

24日のブラジル戦第3セットでスパイクをブロックされた日本の石川(左)=共同

「どうしても勝ちたい試合だった。最後に点数を取るところで工夫が足りない」。日本の中田監督が疲れ切った表情で振り返った24日のブラジル戦は、攻め手に乏しい現状が表れた一戦だった。

各セットとも序盤は一進一退の展開に持ち込み、相手の強打に食らいついた。ただ、多少トスが悪くても高さと身体能力で打ち抜くブラジルのアタッカー陣と対照的に、石井(久光製薬)や石川(東レ)のレフト攻撃は次第に読まれ、何度もブロックやレシーブに跳ね返された。

ブロックによる得点は11点も献上。「守りを固められていたが、自分のチョイスがレフトばかりだった」とセッター佐藤(日立)が言えば、44本スパイクを打って成功率25%だった石井も「パターンが同じだった。ライトで(ブロック)1枚でも決めきれず、勝負弱かった」と唇をかんだ。

「動きは悪くない。あとはセッターの組み立て方とトスの質、スパイカー陣の選択肢」。中田監督はブロックアウトを狙ったり、センター陣を使ったりと柔軟な対応を求めるが、敗れた試合ではセッターとアタッカーの連係ミスも散見される。さらにブラジル戦では生命線のはずのサーブレシーブのミスも重なってストレート負けした。

残り3試合(27~29日)にも、若手主体ながら世界1位のセルビアなど強豪が待つ。「黒星先行で苦しいが、チームとしてどう強くなるか、個人としてどう打破するかに向き合って進んでいかないといけない」とベテラン荒木(トヨタ車体)。五輪まで残りわずかとなった真剣勝負の場で、少しでも世界に通用するスタイルを確立させて大会を締めくくりたい。

(鱸正人)

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