イノフィスが10万円台の作業支援スーツ、腰痛防止に

BP速報
2019/9/25 13:00
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イノフィスの新型アシストスーツ「マッスルスーツ Every」。左奥に見えるのが18年モデルの「マッスルスーツ Edge」

イノフィスの新型アシストスーツ「マッスルスーツ Every」。左奥に見えるのが18年モデルの「マッスルスーツ Edge」

日経クロステック

東京理科大学発ベンチャーのイノフィス(東京・新宿)は24日、10万円台と安価で軽量なアシストスーツ「マッスルスーツ Every(エブリィ)」を2019年11月1日に発売すると発表した。リコーグループと協業して量産体制を整え、従来機種と比べて軽量化と低価格化を実現した。介護や製造業、物流、農業などの法人利用に加えて、個人による利用も視野に入れる。

マッスルスーツは重いものを持ち上げる動作や中腰での作業を補助する作業支援スーツで、リュックのように背負いベルトを締めて使用する。空気圧式の人工筋肉を採用しているため電力が不要で、屋外や水場でも使える。14年の初代モデルを発売して以来、19年4月までにシリーズ累計で4000台以上を販売した。

新製品「Every」の価格は13万6000円(税別)で、18年に発売した1世代前の「マッスルスーツ Edge」(税別49万8000円)の3割以下に抑えた。新製品の開発に当たり、リコーテクノロジーズが量産設計を手掛け、リコーエレメックスが生産を受託した。フレームの構造を刷新し、強度を保ちつつ軽量で量産に向く樹脂一体成型に変えたほか、一部の部品をリコーの複写機と共通化するなどして低価格化を実現したという。重量は3.8キログラムで、女性や高齢者でも少ない負担で使えるようにした。

「(マッスルスーツ Edgeを)在宅介護で使いたいという問い合わせは多かったものの、約50万円という価格がボトルネックになっていた。今回の低価格化を機に、(法人だけでなく)腰痛に悩む人や老老介護の現場で使ってほしい」。イノフィスの古川尚史社長は新製品についてこう意気込んだ。

新型はフレームに一体成型樹脂を採用し(左)、従来モデル(右)と比べて重量とコストを削減した

新型はフレームに一体成型樹脂を採用し(左)、従来モデル(右)と比べて重量とコストを削減した

初年度の販売目標は1万台で、以降拡大を目指す。19年9月25~27日に東京ビッグサイト(東京・江東)で開かれている「国際福祉機器展」に出展している。19年11月には香港の展示会にも出展し、グローバルに展開していく計画だ。今後は物流など業界に特化したモデルを開発していく予定という。

(日経 xTECH 内山育海)

[日経 xTECH 2019年9月24日掲載]

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