/

英野党党首「首相、いま辞めるべき」 「違法」判決で

再国民投票、政権奪取後6カ月以内に

【ブライトン(英南部)=中島裕介】英最大野党・労働党のコービン党首は24日、南部ブライトンで開いた党大会で演説し、英最高裁がジョンソン首相による議会閉会を違法と判断したことを受け、「首相はいま辞任すべきだ」と訴えた。コービン氏は「民主主義を閉ざして、人々の声を黙らせることなどできない」と強調し、「ジョンソン氏は首相にふさわしくない」と力説した。

英労働党のコービン党首は、首相の即時の辞任を求めた=ロイター

英最高裁は24日、ジョンソン氏が欧州連合(EU)離脱目前にもかかわらず9月10日から約1カ月にわたり議会を閉会したことを「民主主義への影響は甚大」と指摘し、「違法」と判断した。閉会反対派は「10月末離脱の強行のために、反対勢力の動きを封じるのが目的だ」と反発していた。

コービン氏は今後の戦略について「(10月末の)合意なき離脱の可能性を排除できたら、早い時期に総選挙が必要だ」と言及した。離脱延期と合意なき離脱回避を確実にしてから、内閣不信任案などジョンソン氏退陣への圧力を強める考えだ。

EU離脱の戦略に関しては、政権奪取後3カ月以内にEUと新たな離脱合意を結ぶ方針を改めて表明した。コービン氏はEUの関税同盟や単一市場への事実上の残留も視野に、EUとの経済関係を維持したうえでの離脱を目指す考えだ。さらに政権樹立から6カ月以内に「労働党政権が結んだ合意」と「EU残留」を選ぶ2度目の国民投票を実施することも明らかにした。

現在、英議会下院はジョンソン氏率いる保守党と閣外協力の政党を加えても過半数を割っており、総選挙は近いとの見方が強い。コービン氏は「合意なき離脱を止め、国民に決断の機会をもたらそう」と訴えた。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン