トランプ氏「脅威続くならイラン制裁強化」、国連で演説

トランプ政権
2019/9/25 0:19 (2019/9/25 1:53更新)
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=永沢毅】トランプ米大統領は24日、国連総会で一般討論演説に臨んだ。イランについて「脅威をあおる行動を続ける限り制裁は解除されず、厳しくなるだろう」と一段の制裁に踏み切る可能性を表明した。「責任あるいかなる政府もイランの残忍性を支援してはならない。全ての国は行動する責務がある」と述べ、各国にイラン包囲網の構築を呼びかけた。

トランプ氏の国連総会での演説は3回目。同氏はイランが関与したとするサウジアラビアの石油施設への攻撃とともに、シリアやイエメンなどで悲劇的な戦争を助長していると非難した。イランに最大限の圧力をかけて行動の是正を迫ると同時に「米国は平和を心から求める全ての人々と友好関係を結ぶ用意がある」とも語り、対話の余地も残した。

中国に関しては技術の強制移転や知的財産の窃取などを改めて批判し、貿易不均衡の是正に取り組む決意を強調。「双方にとって便益のある合意を望むが、米国民に悪い取引は受け入れない」との決意を示した。

「逃亡犯条例」改正案を契機とした抗議運動が続く香港にも言及した。「中国が香港の自由、法制度、民主主義を守るよう期待する」と述べ、中国政府に「一国二制度」の順守を呼びかけた。

北朝鮮については、米朝首脳会談などを通じて「金正恩(キム・ジョンウン)委員長に北朝鮮は潜在力にあふれていると伝えた」としながらも「非核化しなければいけない」と促した。アフガニスタンの安定に向けて「テロを根絶する取り組みを続け、和平を実現する取り組みを決してやめない」と意欲を示した。

通商面では25日に最終合意をめざす日本との貿易交渉や北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)などの成果を紹介した。「長年、国際的な貿易システムは悪意のある国にいいように利用されてきた」と述べ、国際貿易の改革をめざす姿勢を訴えた。

また「賢明な指導者は自国民と自国を最優先にするものだ。未来はグローバリストのものではない。愛国者たちのものだ」と力説。持論の「米国第一」の正当性を強調した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]