日韓経済人会議開幕 交流継続・相互理解の深化で一致

2019/9/24 18:53
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【ソウル=川手伊織、細川幸太郎】日韓企業のトップらが意見交換する日韓経済人会議が24日、ソウルで始まった。日韓の外交関係が悪化するなか、相互の輸出管理の厳格化が両国間の供給網にもたらす悪影響や韓国での日本製品の不買運動に対する懸念が相次いだ。両国外交の緊張緩和に向け、民間交流を続けて相互理解を深めるべきだとの認識で一致した。

佐々木幹夫日韓経済協会会長は会議で「不買運動で在韓日系企業で働く人を含め日韓双方の関係者が大きなダメージを受けている」と述べた。孫京植(ソン・ギョンシク)CJグループ会長は輸出管理の厳格化を巡り「投資と雇用を減らし、企業の収益性を損なうだけでない。両国経済への否定的な影響は避けられない」と指摘。「域内の第三国のみが利益を享受する逆説的な状況を生み出す」と警戒した。

会議では両政府の代表もあいさつした。韓国産業通商資源省の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は「緊密な供給網が揺らぐことは好ましくない」と語り「韓国政府も両国の関係改善に努力していきたい」と語った。一方、日本政府の長嶺安政駐韓大使は「元徴用工問題から生じた事態は国交正常化の土台にかかわる問題を提起した」と関係悪化の原因が韓国側にあるとの認識を示した。

1969年から毎年、両国で交互に開いてきた日韓経済人会議は当初5月に開く予定だった。ただ元徴用工問題を端に日韓の外交関係が悪化したため延期していた。25日に共同声明を採択して閉幕する。

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